181104 #観劇記録 #スタンドアローン
2018.11.4 12:00
STAND ALONE@近鉄アート館
生きているから、痛い。痛い。
「耽美にして苛烈、外世界にして内宇宙。
それは、永遠なる孤独の戦い…。」
自分に隠された謎と仲間との絆。
絶望的な破壊と目映いばかりの希望。
「日蝕」と「月蝕」エンディングは2種。
演劇的妄想システムを最大限に駆使し、
2つの終焉を迎える
孤独な戦士達のサイコバトル!
(公式サイトより引用)
正直なところ、↑を読んでも私にはなんのこっちゃ理解不能で、「まあとりあえずファンタジーなのね」くらいにしか思っていなかったのだけども。
蓋を開けてみれば解離性同一性障害患者に治療が施されていく様をスケール感たっぷりに描いたお話でした。
日食の度に訪れる未知なる敵からの襲撃は投薬による治療を表していて、消えていく仲間たちは主人公ニコの脳内にある人格の一つ一つ。
ニコが作り出した世界なんだろうなーくらいには序盤から思っていたけど、まさかこんな切り口で表現されていたとは。以前観た激富さんのGAN’sを少し彷彿とさせた。
殺陣やダンスには一部ちょっと物足りなさを覚えつつも、無機物を人間の動きで表現する演出はとても好きだった。
DIDに関するお話は、なぜか以前から意図せず触れることがままあって、すごく興味深く考えさせられる内容でした。
「生きているから、痛い」
人格を生み出すのは、自分を守るためのある種の防衛本能なわけだけれど、拒絶して閉じこもるのは簡単。
痛みから逃げず、“一人”で生きていくことを受け入れたニコの姿は強く眩しかった。
あ、あと、鈴木麻由さん演じるジャンヌがめちゃくちゃかっこよかったです。
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終演後はチェキ会。
やっぱり最高に最強の癒しパワー。わたしの生きる活力。
いつも応援できて幸せです。
また12月( ˊᵕˋ )