とりあえずてきとーにかたってみます。改(仮)

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欲しいモノなら全部奪いつくせ【How's it going?】嵐アルバムレビュー #2



アメーバブログに投稿していたエントリの再掲になります。




嵐さんの楽曲について勝手に語ろう。第2弾。

今回は2003年発売3rdアルバム「How's it going?」です。

 

How's It Going? (通常盤)

How's It Going? (通常盤)

 

 

思考錯誤を重ねていた売上低迷期のアルバムですが、ようやく嵐としての音楽の方向性が見え始めたのかな?と感じられるアルバム。

アイドルのアルバムってどうしても「寄せ集め」感の否めないものが多くなりがちで、もちろんこのアルバムも例に違わずなんだけれど、上に書いたように「嵐としてのスタイル」が出来上がりつつあるので、バラバラな中にもなんとなく軸みたいなものが感じられます。粒揃いの名盤。

まだまだ「大野智と仲間達」感の否めない時代ではありますが、嵐のアルバムを初めて聴くなら、ぜひとも今アルバムをオススメしたいですね。

 



1.とまどいながら(album version)(作詞・作曲・編曲:オオヤギヒロオ

イントロ部分がシングルより長くなって、前2作でいうところのIntroduce的な役割も担っていますね。好き嫌いでいったら、シンプルに始まるシングルバージョンの方が好きなんですが(笑)良い試みだと思います。
ただ、1曲目ってそのアルバムの印象を決める大事なポジションだと思うので、この曲を頭に持ってきたのはやっぱりちょっと「う~~~ん」ではあるんですが……(かと言って他に良いポジションも見当たらない)いや、良い曲ではあるんですよ。この年代の嵐が歌うことにもすごく意味があったと思う。
大野さんの声を始終堪能できる曲ですね。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/16831/

マイレート:★★★


2.Crazy groundの王様(作詞:ma-saya 作曲・編曲:大野宏明 Rap詞:櫻井翔

ギラギラした歌。(笑)低迷期であった当時の彼らの、そのままのメッセージのように思えます。
ラップ部分をヘッドフォンで聴くと、櫻井さんの声があちこち動き回っていて面白い。
スマップ兄さんの楽曲にありそうな感じ。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55463/

マイレート:★★★


3.Lucky Man(作詞:尾崎雪絵 作曲:飯田建彦 編曲:大坪直樹 Rap詞:櫻井翔

コンサートでは毎度お馴染みのディスコチューン。音源聴きながらついついC&Rしてしまいそうになる。というかしてしまう。(笑)最近ではほとんど踊らなくなってしまったけど、以外とダンスも激しくてかっこいいんだよね。金管の音が非常に効果的に使われていて気持ちいい!
サビ前の大野さんのソロパートが最高。この頃になると、だいぶ大野さんの歌声が完成されてきますよね。

「少しおバカっぽい雰囲気で」という依頼の元書かれたというラップ詞もまたいい。韻の踏み方だったり、言葉の選び方だったりが本当に面白くて、いつもの綺麗にまとまったラップになっていないのが良い。ライブにはこういう意味もわからずとりあえずのれる曲が必要だと思います。
ちなみにこのラップ詞には3人のキャラクターが出てくるそうですが、私はハクション大魔王しかわかりません。
そして一つ言いたい。相葉さん張り切りすぎwwwww「メーン!」ってめっちゃ相葉さんの声飛びぬけてるから(笑)

歌詞:http://www.uta-net.com/song/46488/

マイレート:★★★★★


4.身長差のない恋人(作詞:TAKESHI 作曲・編曲:長岡成貢

Lucky Manから間髪入れずに繋がるのがいい。そして最初インスト曲かと勘違いしてしまう程、やたら長いイントロなんですが……これがめちゃくちゃかっこいい!!!なんと言ってもオマー・ハキム氏のドラムが堪りません。ベースも痺れる!ストリングスやコーラス、全てが綺麗に重なり合って聴いていて楽しい音楽です。

歌詞の方はただただ可愛い。身長が低い事を気にしてちょっと弱気にもなる彼だけど「空までの距離にすれば同じさ」「宇宙の規模でみれば大きいも小さいも不要」「持ち寄る心が本当だろう もう君さえいればShining day」なんてことをさらっと言えちゃうのがかっこよくもあります。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55464/

マイレート:★★★★


5.ONLY LOVE(作詞:阿閉真琴 作曲:Ashley Cadell・BJ Caruama・John Collins 編曲:石塚知生

「相葉さんのお気に入り」っていう印象が強い(笑)R&Bテイストの一曲。
これは何と言っても3.5オクターブ(諸説あり(笑))の声域を持つ大野さんのフェイクが聴きどころ。嵐楽曲の中でこの曲以上の高音が使われている曲はないかと。
正直、私的には今アルバムの中でイマイチだなって曲。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55465/

マイレート:★★☆


6.嵐のまえの静けさ(作詞:阿閉真琴 作曲:清水昭男 編曲:ha-j)

この曲、もっとライブで歌われてもいいと思うんですよ。冒頭の「Fly! Fly! Let me fly! ~ Smile! Smile! Let you smile!」のところなんか思いっきり跳んで盛り上がれるでしょ。イマイチ人気度の低いイメージですが、私は大好き。
アメリカンロック調のサウンドもだし、メッセージもいい。やりたいように生きたほうが楽だろう」「殴り合い わかりあい 握手をしたならOK」決して綺麗な詞ではないんだけど、社会に出ると誰でもJellyfish(=根性無し)になってしまう時ってあるんですよね。そんな時に勇気づけてくれる曲。「もがき明日へ夢を見ている」なんていいよね。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/25402/

マイレート:★★★★★


7.Blue(作詞・作曲:森元康介 編曲:ha-j)

こういう切ない曲には大宮の歌声が映えますね~。二宮さんのまだまだ不安定な声とか、大野さんのビブラートを少し強めにかけた弱々しい歌い方が、曲の世界観をうまく表現してますね。松本さんの歌唱レベルも徐々にアップしてきて、2人とはまた違った声質が加わってグー。
ここまでシンプルなバラードは嵐さんの曲ではめずらしいんじゃないかしら。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/46482/

マイレート:★★★☆


8.Walking in the rain(作詞:SPIN 作曲:Brian Hobbs・Jany Schella・Christian Svensson)

めっちゃ好き!と思ったらやはり作曲は海外勢。こういうベースがきいてる曲好き。ピアノも活きてるし。特別派手な曲でもないし、テンポも遅めではあるんだけど、自然と体が揺れてしまう感じ。
この当時としてはめずらしく、大野さん以外の4人全員のソロパートがある曲。「新しい景色も受け入れてこう」の伸びで二宮さんの成長が感じられます。
「Crazy groundの王様」とはまた違った等身大の彼らを感じられる歌詞のような気がします。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55466/

マイレート:★★★★★


9.パレット(作詞:TAKESHI 作曲・編曲:岩田雅之 Rap詞:櫻井翔

切ない別れの歌。なんだけれど、可愛らしくやわらかい曲調と嵐の優しい歌声が、すごく温かい気持ちにさせてくれます。
智くんのフェイクから繋がる翔ちゃんの低めのラップがまた良い味出してる。特にここの詞が本当に大好きで……

頬を伝った雫の中に 仕舞いきれない 想いの残骸


言葉の選び方が一番好きなラップかもしれない。ほんと上手くまとまってる曲だと思いますね。良い曲です。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55467/

マイレート:★★★★


10.できるだけ(作詞:相田毅 作曲:森元康介 編曲:大坪直樹)

イントロでいきなり登場する大野くんのフェイクが圧巻です。
この年になって……というか、社会に出て数年が経った今、改めて真剣に聴いてみると意外と深いなーなんて思ったりします。「変わっていくことを何故 僕らは恐れるのかなぁ 変わらないものを笑うくせに」なんて特に。
曲調自体はキラキラポップなTHEアイドル。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55468/

マイレート:★★★★


11.テ・アゲロ(作詞:久保田洋司 作曲:Patrick LIOTARD 編曲:CHOKKAKU)

この曲、もっとライブで歌われてもいいと思うんですよ。(2回目)盛り上がるし、振り付けも簡単だし。あの腰振りダンスに悩殺された乙女たちもきっと多いことでしょう。(笑)
そしてラテン調の曲に大野さんのセクシーな歌声が映える映える!あの「Oh~~~~」はなんなんだろうね。ほんとね。うっとりしちゃうよね。それから翔ちゃんのラップもイイ!
けどまぁ~初めて聴いた時は驚いたよね。歌詞に。「口づけも 交わさぬまま 腰つきは 最高潮に」「どこで覚えた そのテクニック 油断すりゃ お手上げさ」って、夢を売るのがお仕事のアイドルであるジャニーズが歌ってよいものなのか、と(笑)
まだまだ当時はお子ちゃま嵐くんだったので、アラサーになってようやく大人の色気が出始めた今の彼らにこそ、ぜひとも歌っていただきたい。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55469/

マイレート:★★★★


12.15th Moon(作詞:久保田洋司 作曲・編曲:Face 2 fAKE

ダークでミステリアスなサウンド。ちょっとデジタルな要素も入りつつ、かっこよく仕上がってます。ちょっとだけ「恋はブレッキー」に似てる?

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55470/

マイレート:★★★★☆


13.どんな言葉で(作詞・作曲・編曲:荒木真樹彦

ラストに名曲きましたね。終盤で智くん×その他4人にパートが分かれるところがいい。これ、結構複雑で難しい曲だと思うんだけど、さらっと自分達の曲にしてしまっているところに、嵐の幅の広さを感じました。
「嵐のまえの静けさ」とちょっとテイストの似たアメリカンロック調の曲で、夏のドライブにピッタリ。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/55471/

マイレート:★★★★☆


14.PIKA☆NCHI(album version)(作詞:相田毅 作曲:谷本新 編曲:CHOKKAKU)

嵐の楽曲史上もっともハードなロックチューン。翔ちゃんのドスのきいた声がたっぷり堪能できる曲。ベースとサックス以外打ち込みなのが非常に残念なところ。生音だったらめちゃくちゃかっこいいのに!絶対!!
シングルとの違いは間奏での翔ちゃんの一声のみ。
こういうゴリゴリな曲、もっとほしいですね~。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/16302/

マイレート:★★★★☆




ほんと、「How's~」から「いざッ、Now」にかけて、すごくいい流れで来てたのにな~。次の「One」でガクッと。(笑)

これは本当に良曲揃いの名盤だと思ってます。