とりあえずてきとーにかたってみます。改(仮)

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泥だらけでも笑うんだ【Popcorn】嵐アルバムレビュー #11



アメーバブログ投稿エントリの再掲です。



嵐の楽曲を勝手に語ろう。第11弾。

前回レビューのラストで「近いうちにUPしたいと思いまーす。」とか書いたのは、どこの誰だよって感じなんだけども(笑)
いよいよオリジナルアルバムのラスト。12年発売11thアルバム「Popcorn」です。


タイトルどおり、「弾ける嵐」を堪能できるアルバム。前回書いた「HERE WE GO!」(02年発売)とは全く正反対の作品なので、聴いていてなんか面白かった。10年後、こんな弾けることになるとはまさか思わないもん。(笑)


正直、個人的好みとしてはあまり好きな作品ではないのですが、アルバムとしての完成度はかなり良いものだと思ってます。

一言に「ポップ」とは言っても、ただ明るければ良い、キャッチーであれば良い、ってもんでもなくて。

「ポップって明確な答えがないんですよね。明るければポップなのかって言ったら、人によっては正解だけど、人によっては正解じゃない。ありふれてるからこそ深く潜ったことがないジャンルでした」(二宮)

「5人の中のポップも違うし、制作陣の中のポップも違う。ポップってわかりやすいようですごくわかりにくい。それぞれ持っているものが違うんだ」(櫻井)

人それぞれ捉え方が違うからこそ、改めてテーマとして考えると難しいもの。そこにあえて挑戦し、「やりたいものを見せる」と言ってみせた5人。そんな彼らを見て、10年以上ずっと信じてついてきてよかったなって思いました。


「明るく楽しいポップなアルバム」というのが軸にありつつも、決してワンパターンになることなく、ポップにファンクにバラードに…と非常にバラエティに富んだ作品に仕上がっている。

5人が自信を持って世に送り出したこともうなずける秀作でした。

 

Popcorn(通常仕様盤)

Popcorn(通常仕様盤)

 

 

 
 
1.Welcome to our party(作詞:Soluna・Shun、Rap詞:櫻井翔、作曲:Stephan Elfgran・Conor Edwards・Junior Jokinen、編曲:吉岡たく

まさにライブのために作られたような一曲。初めて聴いたとき泣きましたもん。「ここでまた会えたね」「君を待っていたんだよ」なんて特にさ。泣かせるよ。しかも、およそ4年ぶりの当選だったから尚更。逆に、また落選していたら二度と聴くことのない曲になっていただろうなとも思う(苦笑)
スピード感とかわちゃわちゃ感が目立つから忘れがちだけど、声の重なり合いが実はすごく綺麗な曲だと思います。特に「離れた場所だって」からの二宮さんソロに加わる大野さんのフェイク。やっぱりこの2人の声の相性は最高だと改めて実感しました。
あ、あと「ぷちょへんざっ」がもう本当サイコウ。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137384/

マイレート:★★★★


2.駆け抜けろ!(作詞:S-Tnk、作曲:Takuya Harada・Samuli Laiho・Pessi Levanto、編曲:石塚知生

日産セレナのCMソングでおなじみの一曲。
メンバーさんもおっしゃっていましたが、サビと他メロ部分のギャップがハンパじゃない(笑)
アレンジャーはお馴染みの石塚さん。華やかで疾走感があって、でもいつもの嵐ソングとはまた一味違う。サビ以外のメロは正直あまり好きじゃないんだけど、このアレンジのおかげで普通に聞けています。笑
サビのレスポンスがいいね!あとこれも大サビ前の二宮&大野がたまりません。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137383/

マイレート:★★★☆


3.ワイルド アット ハート(作詞:Soluna、作曲:Chris Janey・Junior Jokinen、編曲:Trevor Ingram)

37thシングル。松本さん主演「ラッキーセブン」主題歌。
良いシングル曲に出会えたなって思いました。10周年過ぎてからのシングルは「質より量」感が目立ってしまってどうにも好きになれない曲が多かったので…… サウンド・メロディ・歌詞・PV、どれをとっても最高。振りも簡単でみんなで出来るのがいいよね。

背負(しょ)い込み過ぎたら捨ててゆこうぜ
明日は明日の風にまかせ
何が起こるか誰にも分からない
今を生きるだけさ Let's go

ここの詞がすごく好き。「ワイルド アット ハート」って意訳すると「感じたままに、自由に生きていこうよ」みたいな意味になると思ってるんだけど(あくまでも私はね)、本当そのままのフレーズだよね。その前の「笑って泣いて生きてゆこうぜ」も然り。
先の見えない未来のために頑張るより、「今を生きてやろうぜ!」みたいな一見ガムシャラなメッセージの方が、辛い時にはグッとくる。なんか泣けちゃう曲だなーこれ。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/126631/

マイレート:★★★★☆


4.Face Down(作詞:eltvo、Rap詞:櫻井翔、作曲:Albi Albertsson・Royce.H・Vincent Stein・Kontantin Scherer、編曲:metropolitan digital clique・Vincent Stein・Kontantin Scherer)

38thシングル。大野さん主演「鍵のかかった部屋」主題歌。
最初の印象は「何、このK-POP(-_-)」でした。なんでも流行にあやかればいいってもんじゃない。ってことであまり好きな曲ではなかったのですが、このアルバムに収録されたことによって大好きな一曲になりました(笑)いわゆる「ポップ」な曲が続いたところに持ってきたことで良いアクセントになっているなと。こういうダークなサウンド大好き。
翔ちゃんのラップ(特に「pump it up」)と二宮メインの「影も残さずにescape」がたまりません。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/129372/

マイレート:★★★★☆


5.We wanna funk, we need a funk(作詞:Shigeo・Bruce R F Smith・John World、作曲:Bruce R F Smith・Mats Ymell、編曲:metropolitan digital clique)

松本さんソロ。
ジェイムス・ギャドソンにボビー・ワトソンとは、なんとも豪華な布陣……
DJMJという新たな一面を見せてのこれ。ツアーでも素敵なDJプレイを見せてくれましたね。「あげあげ~beat it」のとこ好き。
全体的にエフェクトかけすぎ感が否めなくて個人的にはあまり好きじゃない。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137378/

マイレート:★★★


6.two(作詞:Soluna、作曲:Erik Lidbom・R.P.P.、編曲:Erik Lidbom

大野さんソロ。
相変わらず、伸びのある素敵な大野さんの高音域が光りますね。「震えるほど」のあの美声はなんなんですか。
ただまぁ、なんというか、良くも悪くも「いつも通り」すぎてなぁ~……聴いていて全く楽しくない。個人的にこの手の曲が苦手っていうのも原因としてもちろんあるんだろうけど。そろそろ違った一面も彼自身のソロ(役になりきってとかではなく)で見せてほしいなって思ったりもします。
このままいくなら、曲・ダンス、どちらをとっても「Rain」、「TOP SECRET」を超える楽曲にはこの先出会えない気がします。あくまで個人的趣味の問題ですが。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137377/

マイレート:★★☆


7.Waiting for you(作詞:Soluna、作曲:Octobar・iiiSAK、編曲:吉岡たく・宮野幸子)

エレクトロ、ファンク、ソウルと、「ポップ」から少し離れた流れになっていたところで、良いワンクッションになっていると思います。本当にこのアルバムは緩急の付け方がうまいというか、曲の配置に対する不満が浮かばない。いつもこのくらい気合い入れてくれたらいいのに。笑
ラストの大野さんの高音パートと二宮ソロが最高。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137382/

マイレート:★★★


8.楽園(作詞:S-Tnk、作曲:鈴木ともよし、編曲:Slice Of Life・Tatsuya K.)

楽園っていうと、どうしても二宮作の方(ファイトソングのデモ曲)をイメージしてしまうんだけど、今回は相葉くんのソロ曲。
タイトルこそ同じものの、二宮氏の楽園とは全く違った印象の一曲でした。
こういうスピード感があって少しキーが高めの曲って、相葉くんの声だとあまり綺麗に聞こえなかったりするんだけど、これはそんなことない。むしろすごく彼の声にマッチしていて超いいかんじ。
ただまぁ、他のメンバーの個性溢れるソロに比べてちょっとパンチに欠けるというか、「これぞ相葉ちゃん!」的インパクトがあまり感じられなかったのが少し残念。ソロ曲中、最もポップではあるのだけど。
でも個人的には大好きな曲。相葉くんのソロにはハズレがないです。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137376/

マイレート:★★★★


9.旅は続くよ(作詞:furaha、Rap詞:櫻井翔、作曲:curly・youwhich、編曲:youwhich)

これまでの嵐にありそうでいてなかった曲。今回のアルバムならではって感じですね。リード曲ではないけど、とても大切なメッセージがこめられている曲だと思います。
イントロからすごくワクワクする感じで好き。ちょっとマーチングっぽくもありつつ、どこか素朴で、すごく嵐らしいなって感じました。コンサートでの演出も良かったしね。二宮ソロパートも最高。そしてやっぱり、歌詞がすごく好き。

今までもそうさこれからだって きっとまたつまづくだろう
その度 何度でも 今日を分かち合えるなら
Oh 最果てでも
旅は続くよ へこたれて倒れて ボロボロになって思うんだ それでも
誰かにとってはガラクタな道でも 笑い合える奴がいりゃ

分かち合える、笑い合える存在がいれば頑張れる、本当にその通りだよね。

喜劇になるか 悲劇になるか 誰も分からない旅も
最悪な時さえも分かち合えたら 悪くないものさ
Oh 最果てまで
旅は続くよ 汗かいて汚れて 泥だらけでも笑うんだ いつでも
いまさら何も気取ることないから 苦い旅も味わうんだ

ここなんか、すごく前向きだよね。最悪な時でも、苦い旅でも、分かち合って味わう。ぜんぶ受け入れて進んでいこうとする姿勢が大好きです。いつもそばにいてくれる、家族や友達、恋人の大切さ、ありがたさを思い出させてくれる曲。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137381/

マイレート:★★★☆


10.それはやっぱり君でした(作詞:二宮和也、作曲:大知正紘、編曲:ha-j・二宮和也

二宮ソロ。彼がずっと一緒にやりたかったというシンガーソングライター大知正紘さんとの共作。この大知さん、過去の二宮ソロを全部聞いて、イメージに合うように作曲してくださったそうです。
「大好きな方に曲を作っていただいた」という境遇が虹を作った時と似ていたことから、急遽後半の詞を虹の続きに変えてみた。というのもまた、なんとも二宮くんらしいエピソード。
作業の待ち時間の1時間程度でほとんど書き上げた歌詞だなんていうのだから、それもまた驚き。(仮歌詞のつもりで書いたらはまりが良かったので、少し修正を加えた程度でそのまま使用したそうです。)

二宮くんは特別歌が上手いわけじゃないんだけど、歌い方がいいんだよね。曲の世界に惹きこむのがうまいというか。ただ、最後だけはもう少ししっとり切なげに締めてくれてもよかったかなぁ、なんて。

あと、彼の演奏するピアノもすごくすき。クレジットにピアノ奏者の名前が表記されていないから、たぶん収録時に弾いたのも二宮だよね。なんか毎度すごいグッときちゃいます。私が二宮くん推しだからってのももちろんあるんだろうけど。
個人的には虹よりこちらの方が好きです。わたし多田さんの曲ってちょっと苦手なんだよね。。

この曲に関しては単体で記事をあげているので、良ければそちらもご覧いただければ幸甚でございます。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137375/

マイレート:★★★★★


11.迷宮ラブソング(作詞:伊織、作曲:iiiSAK・Dyce Taylor、編曲:Trevor Ingram)

36thシングル。櫻井さん主演ドラマ「謎解きはディナーのあとで」主題歌。
「それはやっぱり~」からの流れが抜群に良い。そしてなんと言っても、ベースが黒夢の人時さんってところがテンションの上がる一番のポイント(こら)
特別すきな曲じゃないんだけど、なぜか泣けちゃうんだよね~。たぶんストリングスがすきなんだと思う。2番のサビの詞も好き。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/121461/

マイレート:★★★


12.Your Eyes(作詞:hs、作曲:Chris Janey・Max Grant、編曲:石塚知生

39thシングル。相葉さん主演「三毛猫ホームズの推理」主題歌。
アルバム聴くまで存在忘れてたくらいの曲。シングルなのに。(笑)
ドラマと全く合ってなかったよネ。いや、そこまで真剣に見てないからそう感じるだけかもしれんけど。
これも人時さんのベース以外、全くもって聴く気になれない。こんなにパッとしないシングル曲あっていいの?ハモリがそこそこ綺麗なだけにもったいない。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/126631/

マイレート:★


13.Fly on Friday(作詞・作曲:eltvo、Rap詞:櫻井翔、編曲:kz)

櫻井さんソロ。
これめっっちゃ好き!!聴いた瞬間惚れたよね。初音ミク作品で有名なkzさんがアレンジを手がけてくださり、嵐楽曲に新しい風が吹き込んだなーと。
そしてなんといっても歌詞!月-金仕事で土日休みの普通OLの私は無条件にテンションが上がります。特にここね。↓

B to da e e r 喉も渇ききった
気に病むのはミニマム yeah 残り一時間

B to da e e rって……!!翔ちゃんわかってる!!仕事上がりの一杯。しかも金曜日の!!これはもうホンット格別ですよ。この瞬間ほど幸せなものはないよね、うん。……と、居酒屋で中生+枝豆を貪ることに幸せを感じる親父女子が語ってみる。笑
「ハードワークだってはかどるFriday 今日は何着てこうか?」とかも超共感だよね。
「ぶんぶんびー!」「ばんばんびー!」も最高。ペンライトも綺麗だったなー。
空耳についてネットで見た時は盛大に吹いた。確かに聞こえるww

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137374/

マイレート:★★★★★


14.Cosmos(作詞:pause・eltvo、Rap詞:櫻井翔、作曲:Erik Lidbom、編曲:佐々木博史)

タイトル見た時の第一印象では、もっとミディアムバラードっぽいのがくると思ってたから「ん?」ってなった。聴いた瞬間「サッカーソングだ!」としか思わなかったよね。笑
「存在するすべてのもの」というタイトルが示すとおり、詞も音の作りも壮大でスケールの大きな曲。世界平和とかそんな感じのメッセージですよね。今までに意外となかったタイプの曲。
「人は誰も 信じて強くなる」っていう詞がすごく良いなぁーと感じました。
個人的には、この曲もオリンピックのテーマとして合っていたんじゃないかなと思ってました。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137380/

マイレート:★★★☆


15.証(作詞・作曲:QQ、編曲:ha-j)

日本テレビ系2012年ロンドン五輪のテーマソング。
重厚な音に「自分を信じる」というメッセージ性の強い歌詞がのった、オリンピックのテーマに相応しい楽曲。
ストリングスの壮大さが良いのだけど、なんかありきたりっちゃありきたり。ha-jさんアレンジが耳に馴染みすぎてるのかも。ハモリがすごく綺麗な曲だと思います。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137379/

マイレート:★★★☆


16.Up to you(作詞:伊織・100+、Rap詞:櫻井翔、作曲:Wet disk・Christofer Erixon・Joakim Bjömberg、編曲:metropolitan digital clique)

これなんかよくわからんけど、めちゃくちゃ好き。なんだろう、リズムが好きなのかな。Bメロからの流れがほんと良い。特に二番の大野松本のハモリ部分ね。松本さんの低音は本当ここ数年めちゃくちゃ良い仕事してるなって思います。
あとはやっぱり二宮くん贔屓の私としては「 そ の 先 へ ~ ~ ! ! 」について触れずにはいられないといいますか。大野さんのような深みはないけれど、やっぱり二宮くんの声、大好きだなって思います。久しぶりに生で聴けて、すごく明るい曲なのに泣きそうになりました。
最初と最後の英語詞部分の声がすごく綺麗だよね。本当に大好きな曲です。

歌詞:http://www.uta-net.com/song/137445/

マイレート:★★★★★





上でもチラッと書いたけど、本当に曲の配置が秀逸。一見浮いてしまいそうなFace Downや証がうまく溶け込んでいるなーと。

前作「Beautiful World」の時以上に、一つの作品としてのまとまりがしっかり取れているなと感じました。7th~9thのポンコツぶりが嘘のよう。笑



…ということで、全オリジナルアルバムのレビューをやっとこさ書き終えました。次のアルバムがリリースされる前にはなんとか……と思っていたから良かった。

今後も、まだ触れていないシングルやカップリングについて、思いつきでポツリポツリと語っていこうと思っています。



そして、本日NEWアルバムの情報が解禁されました。


 

嵐 12thアルバム 「LOVE」
発売日:10月23日
収録曲数:全16曲
発売形態:初回生産限定版・通常版の2種

ポップにはじけた前作『Popcorn』から1年ぶり、嵐の通算12枚目となるオリジナル・アルバムはストレートなタイトルが示す通り、さまざまな愛のストーリーを詰め込んだ<LOVE=愛>をメインテーマにしたコンセプチュアルな作品となった。(TOWER RECORDS ONLINEより抜粋)

詳細:http://tower.jp/article/feature_item/2013/09/10/0701
   http://tower.jp/article/news/2013/09/10/n03

 

 

んー。全くそそられないテーマだな。笑


久しぶりに本来嵐が得意とする、ブラックミュージック満載のアルバムが聴きたいなーなんて思っていたんですが…どんな感じになるのでしょうかね。

10th・11thと秀作が続いたので、今回もきっと素敵な作品になることと思います。個人的趣味は置いといて。
適度に期待しつつ発売を待ちたいと思います。



それにしても、9月10月と出費が続くなぁ~。。笑