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Asterism vol.01 「アルビノ」 観劇 2015.01.24



アメーバブログ掲載エントリの再掲です。


 

先日、応援している役者さんである、猪野広樹さんがご出演されている舞台「アルビノ」を観劇してまいりました。


前情報まったくナシでいったら、予想外に感動して、深いお話だったので焦りました。笑


Asterismの旗揚げ公演ということでしたが、今後の作品もすごく楽しみだと思える内容でした。



というわけで、深夜にインスタに上げた感想に加筆修正を加え、残しておきます。
あとでインスタも編集しようかな。

 

 

無事、千秋楽を迎えたということでアルビノ感想。

まず、大筋から。

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突如発表された人気ロックバンド“DID”のメンバー“シラトユウ”急逝のニュース。

「死亡」という一言のみしか公表されず、死は事実なのか、死因は何なのか、なぜ詳細を明かさないのか、実は単なる話題作りなのか……様々な憶測が世間を飛び交う。
そもそも、「一切ライヴをやらない」「人前に決して姿を見せない」等、元から謎の多かったDID。
そんな彼らの真相を暴こうと探偵とその助手が立ち上がる。

彼らと接触していく中、シラトは解離性同一性障害(DID)患者であったことが判明。そして、DIDのメンバーはすべてシラトから生まれた人格であり、1人の人間だった。
しかし、様々なストレスが原因となり主人格であったシラトが消滅してしまう。……それがこの事件の真相だった。

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解離性同一性障害って、私は全く知らなかったのだけれど、軽いところで言えばツイッター複数アカウントとかも通じるものがあるそうな……
シラトのように、それぞれの人格がそれぞれに意志を持って、完全に独立できるケースはかなりめずらしいものの、意外と身近に溢れているものなのかもしれない。

結局、シラトが消滅してしまった一番の要因はネット上での匿名の誹謗中傷だったわけなのだけれど、シラトと代わって主人格になった“新代(ニイシロ)”という人格がまた歩き出せたのも、人の言葉がきっかけだったんだよね。

冒頭のささやきのシーン。
「誰かに助けてもらいたくて、誰かを見殺しにしてきた」
「さぁここで終わりにしよう 傷ついたふりして傷つけるのも」
という台詞がすごく印象的でした。

公演時間は50分程度の短いものでありながら、ぎゅっと凝縮された濃くて深いお話でした。
ところどころに笑いも散りばめられていたし、伏線もうまく張られていて、本当にテンポよく綺麗にまとめられた舞台だったなと思いました。ラストの演出は鳥肌モノ。

願わくは真相を理解したうえでもう一度見たかったなあ、、


そして、猪野くんファンとしては、彼の新しい一面が観られたのが嬉しかった!

彼が演じたのは、感情をストレートに表現する、少々荒っぽい性格が押し出された人格。
キレるわ、叫ぶわ、暴れるわ……面白いくらいの爆発ぶりでしたね。
アクションシーンも目の前で観られて眼福でした。

アフターイベントでのちょっとしたやり取りも幸せ。小劇場の最前バンザイ!笑

樋口さん鷲尾さんもさすがの存在感と実力で、、

楽しかったなあ~


自分の何気ない一言が知らず知らずのうちに誰かを傷つけているかもしれない。
でも、誰かを助けていることもあるかもしれない。

誰かに頼らなければ生きていけないのに、誰かのせいで追い込まれることもあって。


……人ってほんとに難しい!


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長々とご精読ありがとうございました。