とりあえずてきとーにかたってみます。改(仮)

好きなことには全力で頭を抱えるスタイル。

CZキャスト変更のあれやそれ。

CZ舞台第四段のキャストが発表されて。
大好きな猪野くんと日和さんの降板。
そして完璧な央を演じてくれた花さん、いつもかわいい天使の植田くん。

 

初演から演じてこられたキャストさんがごっそりいなくなってしまい、正直動揺が隠しきれません。というか受け入れられません。(作品自体が大好きだからもちろん観には行くけど)

 

2013.9.21。初演の公演前プレイベントで初めて皆さんの演技を観て。すぐさまファンになったのが日和さん。

 

演技はもちろんなんだけど原作ファンの前で「原作をただそのまま再現するのではなく、僕達が舞台で演じることの意味に重きを置いていきたい」って正面からはっきり言ってのけたその姿勢にもグッと来た。

 

その言葉通り、原作を意識しすぎた役者さんも多かった中で、初演から彼なりの理一郎をしっかり創り上げてくれてた。

 

だからね、最初は正直あまり人気なかったと思うの。プレイベの後とか「こんなのりったんじゃない!」って意見ばかり見かけたもの。全然共感してくれる人いなかったもの。
でも私は、この時から日和さんの演じる理一郎が大好きだった。本当にしっくり来たの。

 

初めて「そいつを連れて行くな」って聴いた時の衝撃、ずっと忘れられない。誰かの演技を観て、あんなに鳥肌がたったの初めてだったよ。

 

彼の放つ空気感含め、日和さんの演技が本当に大好き。素晴らしい役者さんに引き合わせてくれた理一郎っていうキャラクターにも感謝しないとだね。

 

逆に猪野くんは、プレイベとか初演の頃は気持ち悪さが全然足りなくて。
それでも、ほとんど無名の役者さんが、あんなに難しい役をよくここまで演じきったなって素直に感動はした。でも、日和さんほどの衝撃は受けなかったなー。

 

だけど再演で、見違えるほどに成長した姿を見せてくれた。
キングを、鷹斗を、「演じている」というよりも、「一体になってる」って感じだったね。

 

ボロボロになるまで役と向き合って、ぶつかって。そして創り上げた猪野くんの鷹斗。
ていうか、もうほんとに、鷹斗そのものだったよね。鷹斗になってた。(原作の再現という意味ではなくて)

 

役者としてはきっとまだまだ未熟なんだろうけど、こうやって痛いくらい真摯に向き合ってくれる姿勢が大好きだった。

 

リンゲージでは心から気持ち悪いキングを魅せてくれたね。
原作者に「彼以外にキングはやらせない」と言わせるほどに真正面からぶつかり続けた猪野くん。本当にかっこよかったです。

 

花沢さんは。
ビジュアル公開された時「誰だよこいつ」って思ったのが正直な気持ち(笑)
でもプレイベで見事に裏切られてね!本当にすごかった。

 

親しみやすいフランクな部分と、抱えている闇を感じさせない、余裕をもった大人な振る舞い。その絶妙なバランスがね。ほんと最初から見事に表現されてた。 「おねーさん」の言い方。時々見せる子供の頃の面影。円を見つめる兄の眼差し。……大好きだったなあ。

 

待ち望んでいたビショップEND。
花沢さんと北村くんのコンビで見たかったよ。

 

植田くんは、お披露目の時とにかく危なかっしい子だなーって感じて。
プレイベの時ももうちょっと頭おかしい感じを出してほしいなーって思って。
初演でもやっぱりなんか違うなーって思って。

 

でも彼もまたどんどん植田くんなりの終夜を創り上げていったよね。

 

はじめは足りないなって感じていた変わり者感も、リンゲージの頃には絶妙なポイントに持ってきていたし。
楓と寅之助との掛け合いも、公演を重ねるごとにどんどん良くなっていったし。

 

もともと植田くんが持っている優しい雰囲気があるから、終夜のゆったりした独特なテンポとか、慈愛に満ちた空気感とか、そういうところは最初から完璧だったよね。

 

いつもいつも「次があるなら絶対にまた演じたい!」と言い続けてくれてたその気持ちが嬉しかったなあ。

 

こうやって書いてたら、本当に色んなこと思い出して、やっぱりCZ舞台が大好きだなって思った。

 

変わっていくことは、いつでもどんなことでも寂しいけれど、変わらなければ新しいものにも出会えないものね。
少しづつ新生CZカンパニーを見るのが楽しみにもなってきました。

 

時の停滞なんて誰も望まないし。明日は何が起こるかわからないし。

 

時が止まればいいのにって思うくらい楽しい時間を過ごさせてくれた、今までのカンパニーに感謝して、新たなCZを楽しみに待ちます!

 

キャスティング能力だけは高い運営会社さんですから、また素敵な世界に出会えるよね!