とりあえずてきとーにかたってみます。改(仮)

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CLOCK ZERO~終焉の一秒~Re-verse-mind

2015.7.26
舞台「CLOCK ZERO~終焉の一秒~Re-verse-mind」

 

2013年に始まったCZ舞台も今回で4作目。まさかこんなに続くとは。

 

4作目ともなると、さすがにキャストもがらりと変わるものですね。気づけば初演から変わらずのメインキャストは3人のみ……(子役ちゃんやアンサンブルさんを含めればもう少しいるけど)

 

さらに今回は2TOPが変わっての初公演ということで、まさに新生CZ。また一から作り直してきたなあと思いました。
今回観劇したキングENDの脚本は「A live Moment再演」の政府ENDとほぼ同一のものだったけれど(違う点と言えば、子供時代の円との絡みがあることくらい)、まったく別の舞台でしたね。

 

新キャストに注目していたのは言わずもがななんですが、以外にも今回特に目を引いたのが初演からの撫子役、井越有彩さんでした。
リンゲージまでとはまるで変わってた。台詞の言い方とか、感情の乗せ方とか。

 

今までの積み重ねはもちろん、多くの舞台に出演されている経験も活かされているのだろうとは思うのだけど、年齢を重ねたことによる変化も大きいのかなと感じました。なんせ高校生でしたからね、今まで。元からお上手だった歌もさらに上達されていて、やっぱり有彩ちゃんの歌声すきだなーと再確認。

 

新キャストさんで特に好きだったのは、情報屋役の村上耕平さん。まんま央すぎてびっくりでした。
花沢さんの央も本当に本当に大好きだったのだけど、より原作に近いのは村上さん。
でも、花沢さんの歌声が聴けないのは寂しかったー。村上さんももちろんお上手なのだけど花さんがうますぎた。そういう意味でも、村上さんの方が情報屋らしかったのかなと思います。
ビショップENDでお兄ちゃんぶり堪能できるの楽しみ過ぎる。

 

松本キングはまさに原作通りのキングで。間の取り方とか、聞かせ方、見せ方がすごく上手くて、役者としての技量の違いを見せつけられました。初演当初の猪野くんには到底たどり着けていなかったレベルに、松本さんは既に到達されていますね。目とかちょっとした仕草の追及ぶりは猪野くんの方が上手ですけど。

 

瀬戸りったんは、心で歌う姿にぐっときました。今回の観劇で唯一涙を誘われたのは彼の歌。でも、、ひよりったんが偉大すぎたなー。
あ、まさかのキャスト先行のブロマイド当たりました。ありがとうございますありがとうございます。

 

みんなの楓ちゃんこと鷲尾修斗さんと、レイン役の櫻井圭登くんの初演コンビもさすがの安定感。
特に圭登くんは、相手役が親友でありライバルだった猪野くんから事務所の先輩に変わったことで、まったく違うレインを見せてくれた。キング対ルークの関係性がより原作に近い空気感で見られた気がする。今まではどうしても2人の距離が近すぎたんだよね。今回ほど「君の使命」が突き刺さったことなかったわ。

 

あ、そうそう。忘れちゃいけないのが哲学者役の悠斗くん。彼も役は違えど初演からの続投組。
子供時代の撫子との思い出を共有している終夜をそのまま体現できる、これ以上ない適任。植ちゃんは新しい哲学者を作り上げちゃった人だけど、悠斗くんも中学生にしてしっかり原作の哲学者に寄せてきてたね。子終夜やってた頃から完璧な終夜ぶりだったから心配はしてなかったけど、実際に見てなんか安心しました。(親目線 笑)

 

と、今回は過去にも散々見てきたキングENDだったので、旧作品との相違点ばかりに目が行ってしまいましたが、次は舞台では初のビショップENDなのでしっかりストーリーに注目します。キングが残留だったからビショップは帰還なのかな?だとしたら絶対泣くわ。(全√において帰還の方が好きなわたしです)

 

そういえば、猪野くんが2列ほど前の席で観劇されていましたが、観終わった後の表情がなんとも言えなかったなあ。すっきりしつつも、もどかしい感じ。
あと、とってもお若いな、と思いました(笑)そういえば年下だったよね。

 

ちなみに今回、最後列で左が通路、右が壁、というぼっち席で観劇したのだけど、ものすごい快適でした。小さめの劇場だから一番後ろでもよく見えるし、段差も高めだから前の人が気にならない。
前半分のフラット席より、最後列の方が圧倒的に良席だと思いました。これで通常席より2000円くらい安いなんてマジお得。まー、これを見越してこの席種選んだんですけどね。まさかここ取れるとは思ってなかった。
○劇さんは舞台を観る上でどの席位置が良いものなのかを勉強したほうがいいと思います。近けりゃ良いってもんじゃないのよ。